2015年1月11日日曜日

新たな映像表現に向けた最初の第一歩

昨日のガリラボ通信2015/1/10でドローンを用いた撮影に挑戦したことを紹介しました。
おおよそ次の映像にある雰囲気で、月出フィールドで1時間ほど色々な方法で撮影して
おりました。

  
この時、固定カメラ2台も回していて、ドローンと合わせて3台のカメラで
被写体を追う実験を行ったのです。

特に動きを伴う被写体の映像表現について今後考えるためにです。
まだ始めたばかりで、それこそ世界的にみてもアマチュアレベルでこうした取り組みを
始めている人たちはまだそこまで多くないと思いますので、トップランナーは無理に
しても、セカンドランナーを目指し、動きのある被写体についての映像表現について
研究していければと思っています。
たぶん、そういったことをやっていれば、その過程でさらに面白いものが見つかるだ
ろうとも実は密かに考えております。

第1回目のドローンを用いた実験で得た映像素材を組み合わせて作った記念すべき
映像が次のものです。
3年(12)田中が3台のカメラで撮った映像を2分ほどにまとめました。

とりあえず、非常に幼稚です。
実験的に撮った映像だけで作ったものなので、仕方ないことですが。
最初はこんなもの。
パイオニアとはそんなものです。
幼稚ですが、これが、今後のガリラボの映像文化において、ひとつの分岐点となる
映像になるかもしれません。

ドローンを今後はキャンパス外に持ち出していきます。
そうした今後の活動次第ですが、3次元を自由に動ける自由度を手にした私たちが
発展して行った時、上の映像は先々歴史的価値を帯びてくるでしょう。^^
もしそうなったら、この映像に登場している3年(12)梅田、丸野、嶋中はガリラボの
歴史にその名を刻むことになりますね。笑

今年はガリラボのドローン元年にしていきたい。
 
そういえば、ガリラボには水中カメラもあります。
これも使わなきゃ。
水の国の映像は、水中、地上、空中の映像を組み合わせたものが作れます。
道具は揃っている。
後はそれを使いこなすアイデア。
そのためには、レベルの高い勉強をしていきましょう。
感覚を鋭敏にして、周りをいつもしっかりと観察しておきましょう。
優れたものを見て、なんでそうやっているのか、よく考えてみましょう。
そうした繰り返しが、自分の美的感覚を研ぎ澄ませていくことになるでしょう。
 
表現とは、どういった表現であろうが、最終的に、その人の美的感覚に支配されます。
このため、良い表現のためには、優れた美意識を育てることが不可欠です。
ゼミ生のほとんどは、別に映像表現のプロになるわけでもないわけですが、しかし、
そうした優れた美意識は将来仕事をしていく上でも非常に重要になるだろうと(直感
的ですが)そう思っています。
うまく表現できませんが、美とは突き詰めたところに立ち現れてくるような
そんなものではないかと思っているからです。
優れた映像表現を作り上げていく営みは、優れた仕事をしていくことと根底において
通じている。
この意味で、優れた映像作りとは、遠い将来に向けて自分を鍛えていくのに良い
トレーニングになるのに違いありません。


以下、ついでに。。。。
ガリラボで、夜の講義をするときに(最近、全くしてませんが)、たまに話すこと
ですが、長い人生を考えたときに、今やるべきをことをどう考えるかということです。
人が人生の中でもっとも仕事ができるのは40代くらいです。
仕事をしていく上で必要な「知識×体力」の曲線が最大(ピーク)になる頃だからです。
次図にその様子をおおよそスケッチしてみました。



40代という年代で、良い仕事ができるように準備をするのが(結果としてですが)
20代でやるべきことのひとつ。
身近な目標はもちろん必要ですが、しかし20年後ぐらい先がピークになるわけで、
そこをある程度射程に収めておくことも悪いことではない。
40代で充実して生きている人たちとは、20年前=20歳の頃にどういった
ことをやっていたのでしょう。
興味ありますね。
こうした背景があったこともあり、2年(13)生には「二十歳」というテーマを与え、
映像作りに取り組んでもらいました。
本日ここまで書いてきたような視点もあって良いのではないかと密かに思っている
ところです。
ちなみに、このテーマのモデルは立花隆さんの「二十歳の頃」です。
東大の学生たち(確か1年生)に色々な人の二十歳の頃を取材させ、それを本に
していくものです。
前からずっとやってみたかったテーマでした。
それもあって「二十歳」というテーマを選びました。
でも、いつかは本の形にまとめてみたい。
ただし、今の時代ですから映像付きがいいかもしれませんね。
(ついでに、<東大発2013>も目標のひとつです)

取り留めがなくなったので、このあたりが終わりますが、とりあえず2015年も
色々なことに挑戦をしていきたいと思います。
ゼミ生諸君、一緒にやっていきましょう!
 



 

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