2017年3月10日金曜日

「復興へと向かう1歩〜大津町22名の取材記録」が届きました

今朝も綺麗に咲いています。


Coho'zuが頑張ってきた書籍が届きました。
昨年の「どりぃむ」のときを思い出します(ガリラボ通信2016/2/25)。


早速、4年(13)飯沼と多賀が段ボールを開封。



Coho'zuの汗と涙と苦闘が染み込んだ、苦労の臭いが漂ってきそうな真新しい300頁の
書籍です。



こうして手にすると、無数にある本の中の一冊で、ちっぽけに見えてしまいますが、
それは関わっていない人から見える風景でしょう。
作り手であるCoho'zuの側からみると、4年生のほぼ1年間の時間を捧げたもので、
将来、自分たちの大学時代を表現するかけがえのない1冊になっているはずです。
取材文字起し文章化、そして編集校正と、どれも大変な作業ばかりでした。
よくまあ学部の4年生でその大変さをクリアし、やり通せたものだと思います。
Coho'zuのメンバーは「どりぃむ~それぞれのカタチ」に関わったので、これで
2冊の本を学部生のときに作ったことになります。
素晴らしいの一言しかありません。


「どりぃむ」が届いた日のガリラボ通信(ガリラボ通信2016/2/25)の最後に
  コツコツと地道に成果を積み上げていくことができる人が多く、 
  13ゼミ生、大変優秀でした。
と書きました。2冊目の本を作ったCoho'zuのメンバーはその代表格であったの
かもしれません(特に4年(13)飯沼が最後一番頑張りました)。
 
卒論を提出した後、社会人となるまでの自由時間、学生時代の貴重な時間のほぼ
すべてをこの書籍づくりに捧げ、コツコツと、毎日コツコツと作業を続けてきた
わけです。
  
コツコツと何事かをやっていく能力は、このような素晴らしいものをカタチに
して、具体的な証しとして残せるのだということを教えてくれます。
ガリラボでは、
  善きことはカタツムリの速度で動く、
  ゆっくりでも止まらなければ結構進む
といった言葉をよく話題にしますが、これらは、今回のCoho'zuのためにあるような
ものかもしれません。
熊本地震以後、6月からこの3月、来週が卒業式というギリギリまでほんとによく
頑張りました。
非常に、非常に優秀な学生たちでした。

なお、長い戦いに終止符を打った本日、この週末はさすがにゆっくりと休むという
ことでした。
3月21日には、大津町の町長さんや協力していた頂いた皆さんにこの本を届けに
大津町に出かける予定です。
その日、3月21日でチームCoho'zuは解散となります!
  

数冊をガリラボの書棚に配架しておきました。
Coho'zuがこの活動で参考にした希望学の参考書籍と一緒に。
そして「どりぃむ」やガリラボの「10周年史」(ガリラボ通信2015/2/26)とも
一緒に。

 
Coho'zuの活動で最も参考したのが「<持ち場>の希望学」ですが、これは東日本
大震災からの復興をテーマにしたものでした。
明日3月11日で東日本大震災から6年が経ちます。
Coho'zuの「復興へと向かう1歩」はそうした前日に納品されたわけです。
偶然でしょうが、何かの縁を感じないでもありません。

この本の中で私が担当した「序章」の最後の方で、次のようなことを書きました。 


後半は省略しますが(興味のある方は本書をご覧ください。市販はしませんが、本学
図書館等においてもらう予定です)、Coho'zuのような学生たちの成長こそが、ここで
書いた希望の種になったのではないかと思います。
地域の色々な人の話を聞き、それを言葉としてまとめていく過程を通して、Coho'zuの
メンバーは地域のことを考えていったと思います。
これから社会で働こうしている彼らが、そうしたことに従事したこと、それ自体が
地域の希望であり、その種をこの活動を通して作っていったように思います。
卒業した後、彼らに植え付けられた「希望の種」から順調に芽が出て、Coho'zuのメンバー
みんなが大きく成長していってくれるのを願っています。
 

 

5 件のコメント:

  1. 私のように故郷を離れている者にとっては、みなさんの活動を通して大津町がどんな状況にあるのか知ることができ、とてもありがたかったです。
    (もちろん実家から話は聞けますがそれは本当に狭い範囲に限られてしまうのです)

    本当にお疲れ様でした、大津町に関わっていただきありがとうございます。
    Coho'zuの皆さんにもお伝えいただければ幸いです。

    皆さんの活動はこれで一区切りになりますが、取材していただいた人達の取り組みの多くは、恐らくこのあとも途切れること無く続いていくことになるのだと思います。
    また機会がありましたらその後の様子など見守っていただければうれしく思います。

    本がおおづ図書館に置かれたら必ず読みに行きます(^^)

    熊本県大津町 応援ページ 管理人 丸岡広髙
    https://www.facebook.com/kumamotojishin.ozu/

    ※ 上記facebookページでもこちらの記事を度々シェアさせていただきました。重ねてお礼申し上げます。

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    1. コメントありがとうございます。何かのお役に立てれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

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  2. 事後報告ですいません。書籍の画像をfacebookページのカバーとして使わせていただきましたm(__)m しばらく掲載させていただこうと考えています。

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    1. 写真はご自由にお使いください。
      なお、研究室名は「津田」ではなく「津曲」です。よろしければ訂正をお願いします。

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    2. ありがとうございます。お名前の誤記失礼しました。すぐに訂正しました。

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