2016年8月20日土曜日

環境への積極的な働きかけを

本日はやらないといけない作業があってガリラボに出てきています。
 
テーブルにお土産がたくさん置いてありました。
夏の休みであちこちに出かけたからでしょうが、色々な地域のお土産です。
福岡(M2(15)有馬)、天草(M1(16)大野)、広島(4年(13)松崎)
私も宮崎土産がありますが、ガリラボのお菓子が少し消費されてから持ってきます。


さて、本日の作業とは冷蔵庫のメンテナンス作業。
明日が学内停電のため、冷蔵庫内の整理(主に霜取り作業)。これをやっておかないと
停電した時、ちょっとした大変なことになってしまいます。
毎年の停電に合わせての恒例の作業。
ただ、今年は平日に作業をやる時間が取れず、4年(13)塚田が「やっておきましょうか」と、
優しいことを言ってくれていましたが、本日時間を作って(=予定していた別の作業を
先延ばしにして)、ようやく作業できました。

冷蔵庫の壁面に張り付いていた氷の一部です。


8:30に作業を始め、終わったのが12時ごろ。3時間半ほどかかりました。

こうしたメンテナンスをやっていて思うのは、こうした環境とは、自分たちの手で作り、
自前で構築した環境でもって活動を展開しているのだということです。
最初の構築作業やこうしたメンテ作業をやっているとつくづくそのことを感じます。
環境をどう作り、そしてその後それを維持することで、その環境をリソースとして
利用する個人やコミュニティのパフォーマンスは決まっていくでしょう。
環境のデザイン、そしてメンテナンスとは非常に重要です。

ガリラボに深く入り込み始めると、そうしたことがわかってきて、自分たちでメンテ
作業などを率先して始めていきます。
13ゼミ生は(全員ではありませんが)、自分たちの環境を自分たちで維持あるいは
拡張しようとしている。
一方、14ゼミ生はまだそこが13ゼミ生と比べると劣っている(当たり前ですが)。
環境とは与えられるものだと(無意識に)思っているかのようです。
具体的な例とは言えば・・・例えば、4年(13)塚田と話しをしてみると良いでしょう。

自分たちの環境は基本自分たちが整備していくべきで、そうした自己完結型になって
初めて、自律した活動を展開できるものです。
サルは与えられた環境の中で活動(問題解決)していきますが、人間は、環境に
働きかけ、環境を作りかえながら、問題を解決していく存在です。
そしてその過程を通して自己を発展させていきます。
そんな人間の姿を明らかにしたのが、ヴィゴツキーという心理学者でした。
無意識に、与えられた環境の中だけで活動して、満足しているのでは感心できるもの
ではありません。
それだけだったらサルと変わるところがありませんので。^^;


作業しながら、そんなことを考えておりました。
 

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