2015年12月23日水曜日

宮崎で進行しているプロジェクトに触発されました

宮崎県に小林という市があります。
熊本から実家に帰るとき、高速道路で通過するところですが、
この町の取組みが大変面白い。
ガリラボ通信でも前に紹介したことがあります(ガリラボ通信2014/9/6)。
てなんど小林プロジェクト」というのがその取り組みですが、メディアを
通して町おこしをやっている。
ガリラボが得意としている領域です→だから、目に留まったのでしょうけど。
このプロジェクトを有名にしたのが(=私がこのプロジェクトを知った笑)、
ンダモシタン小林」という移住促進PRビデオでした。
現在、170万回も再生されている大ヒットムービーです。驚異的!

 
このCMを統括したのは電通九州の方のようですが、これがヒットした理由を担当した
CMプランナーがサイトの中で語っておられます(こちら)。
やっぱり、ですけど、緻密な理屈が背後にあって制作されているようです(当たり前ですけど)。
「いけー」と直感だけで進むのはもちろんありですけど、進んだ後はそこにきちんと、冷静に
理屈(理論)を持っていないといけない。
そうした理屈を持つためには、そのための言葉をもっていないといけない。
「いけー!!」という掛け声だけでは、ある程度はできてもトップレベルにまで到達する
ことは難しい。
先日、OB(05)山口が4月からの大学院に向けて、相談に来ましたが、このことを
アドバイスしておきました。
「いけーー!!!」というものが不足している人は、前に進むための情熱と勇気を
身に着ける必要があるでしょうが、それがある程度できる人はこんどは知性の部分を
鍛えていかないといけない。
要するに両方を同じようにトレーニングしていかないといけない。
どちらかに偏ってしまう傾向があります。
ガリラボのゼミ生は、そこをしっかりと理解し、働き始めてからこそ力を発揮できるよう、
双方を身に着けていくようなやり方を学んでいってほしいと思います。


ところで、ヒットした「ンダモシタン小林」の第2弾ムービーを小林市は世に出しました。
それを見て、また驚きました。
なんと、今度は、小林市は地元の県立高校生と手を組んでやっているではありませんか。
サイト開く

高校生にCMづくりのレクチャーをして、その後、町の魅力探しをしてもらってCMを作って
いくという企画ですが、ホームページ「高校生てなむCM企画」に、このことが次のように
書かれていました。

  宮崎県立小林秀峰高校商業科・経営情報科の生徒47人とのワークショップを
  通して、凝り固まったオトナたちの頭からは到底生まれそうにない自由な発想の
  CMをつくろうという企画。

これを読み、頭がクラクラしてしまいました。
これって、私たちが北稜高校ビジネスマネジメント科の生徒とコラボしてやってきたことと
全く同じじゃないですか!
ただし、CMでなく観光プランとパンフという違いはありますが、内容や手法はほぼ同じです。
驚きました。
次の映像が、小林プロジェクトPRムービー第2弾として、高校生が3ヶ月取り組んで作った
市民応援PRムービー(30秒)とのことです。


内容については色々あるかと思いますが、高校生がこうした地元のことをきちんと
考えていくことには非常に意味があるだろうと思います。
地元にせっかく住んでいる高校生が持つ潜在力を解き放つことが可能にもなりそうです。
いや、素晴らしい。
私の故郷ですが、宮崎なんぞに負けてはおれません。
全国わが町CMコンテスト2015に入賞した(これについてはまだ公にしていませんが、
後日紹介する予定です)ガリラボの力を使って北稜高校と一緒に面白いことをやって
いきたいものです。
ただし、宮崎のように市と高校生という2項関係をそのまま真似るのではなく、真似に少し
だけスパイスを加え(巨人の肩に乗って)、そこに大学生を加えて、市と高校生と大学生
という3項関係を構築して、複雑になった高度なコラボによって、より高度なものを目指して
いけるといいかなと妄想を膨らませていました。

クリスマスも終わってないこの時期に、初夢としてはまだ早いですけど、2016年にガリラボ
でやってみたい夢がひとつできました。
ガリラボでは「たまラボ」というチームが、最近、産声を上げました。
チーム写真を撮っていないので、まだ認知されていないと思いますけど。
上に書いてきた方向に向けてたまラボと同じ夢を見ていけるといいのだけどと、勝手に
もう「いけーーー!!」のモードで妄想を進めております。
進むことが決断したら、知性のモードにももちろん入ってもらうつもりです。^^

1月28日に北稜高校では、チーム「たまガリ」が仕掛けた観光プラン&パンフについて、
高校生が発表を行います。
その審査にチーム「たまガリ」と私とで出かけていきますが、その時にでも小林プロジェクト
について紹介しておこうと思っています。今後のために。


  
 

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