2014年1月4日土曜日

幸福を感じる条件

「幸福学」白熱教室がNHKで始まりました。
昨夜(2014/1/3)がそのプロローグでしたが、非常に面白いものでした。

番組の中で、幸福を科学的に究明してきた知見が紹介されていました。
例えば、幸福を感じているとき、脳のどの部位が活性化するのかとかですね。
脳についてはとりあえずおいておいて、番組で紹介された心理学的な研究結果が
興味深く、幸せを感じるのは人それぞれなわけですが、しかし共通点があるの
だということです。
調査の結果、共通点として次の3つが発見されたとのことでした。
 (1)人との交わり
 (2)親切心
 (3)いまここにいること
この3つが人が幸せを感じるために必要な条件なのだそうです。
これだけではどういったことか分からないでしょうから簡単に説明します。

(1)人との交わり
 これは、社会との結びつきが強いこと、周囲と良好な関係を持っていることが
幸福を感じる必要条件なのだということです。何とかなくわかりますね。
仮にそんな密接な関係がなくても、例えば、コーヒーショップで短い会話をして
いくことを続けて行くだけでも幸福につながっていくのだそうです。
やはり人とは社会的動物だということでしょう。

(2)親切心
 ボランティア活動などは幸福感に結びつくのだそうです。相手から見返りを
求めない行為とは、モノやカネやサービスといった客観的なものは戻っては来
ないけれど、実は、幸福という本人にとっての主観的なご褒美を見返りとして
もらえるというわけです。
フリーライダー(ただ乗り)とかは瞬間的には経済的なメリットを得るのかもしれ
ませんが、その行為は幸福感とは無縁のようです。
ある実験で、学生たちに週に1日だけ5つの親切にする行動をやってもらうと
幸福感が高まったということでした(ただし1つだけの親切の場合はそうなら
なかったとのこと)。
また、感謝の気持ちを表すことも同様の効果を持つのだそうです。

(3)いまここにいること
 これはすごく分かりにくいですが、今置かれている状態、そこでやるべきことを
きちんとやることだそうです。それが幸福感につながるのだ、と。例えば、授業に
出ているのに関わらず、心は上の空で別のことを考えていたりとか、極端な場合、
寝ているとか、そんなのは幸福感へとつながらないのだそうです。
目の前のことを集中していることが、幸福に関しては非常に大切なのでそうです。
テクノロジーの進歩によって、注意力散漫、上の空になる機会が増えています。
例えば、人と会っているとき、「いまここにおらず」スマホのツイッター、ライン
に心が持って行かれている状態などは幸福感へとつながっていかないということでした。

どうせなら、みんな幸せになりたいですよね。
最低、この3つの条件を意識していくと良いのかもしれません。
その実行を、今年の抱負としてみるのも悪くないかもしれませんね。

さて、この短い文章では、内容を伝えるのは難しいので、詳しいことが気になる
人は、1月10日から4回シリーズで放送されるようです。
そちらを参照ください。
 
 
お昼頃、M1(13)坂口から次のゼミをお願いしますとメールが届きました。
1月8日の午前中にやることになりました。
坂口のメールの最後には、やっと文字起こしが終わったとありました。
昨年末のチェンジラボ(ガリラボ通信2013/12/27)のテープ起こしが終わったようです。
47,000文字。1週間かかったとのことでした。
精根使い果たしのではないかと思います。
録音はしていても、きちんとテープ起こしまでやらない(その大変さに二の足を踏んで
動けない)人が多い中で、見事なものです。
(3)いまここにいる」をしっかり実践している。^^
大変でしょうが、後少し頑張ってもらい、詳細な会話分析によって活動システム変革
(脱構築)に向けたヒントを見つけ出してほしいと思います。
さて、どういった結果が得られるか、非常に興味を持っております。
 
 

  

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