2013年12月30日月曜日

リサーチのススメ

今年も残すところ後2日となりました。
越年阻止を決意し、手元にある今年の仕事は全部終わらせようと、早朝より
PCの前に座り、卒論の添削作業その他に立ち向かいました。

卒論については提出している4人分(約10万文字ほど)の添削を終えました。
どれも文章はしっかりしていて、首を傾げるところは少なかった。
いつも厳しいことを言ってきたからでしょうが、そして周囲と切磋琢磨してきた
からでしょうが、ちゃんと読める文章でした。
読める文章と言うことは、つまり、伝えたい意図がきちんと伝わるということです。
意外とこれは難しいことですが、年々、ガリラボのこの辺りの能力は向上している
ように感じています。
これは、前年までの卒論などをきちんと自分たちでフォローして、巨人の肩の上に
乗ってきているからでしょう。

ただあえて、欠点を言うならば、自分がやっている分野の先行研究について、
論文のリサーチをしておらず、文献の引用がかなり不足している点です。
現在だとネット(CiNiiとか、Google Schalorとか)でいくらでも文献は検索し、
読めます。私が学生の頃からすると夢のようなことです。
だけども、そんな夢のテクノロジーをあまり活用していないんですよね。
残念なことです。
リサーチ力がちょっと弱い。
これは卒論に限らず、企画しないといけないゼミ活動一般で感じることです。
 
ネットはみんな十分に使っているはずです。
しかしどうもその使い方は限定されているようで、未知の領域を自発的に
リサーチするまでには至っていないように感じます。
 
自分の興味だけでなく、それ以外についても積極的にリサーチしていると
自分の幅が広がっていくことになるでしょう。
自分の平凡な脳みそだけに頼っていてもですね・・・
それでは成長は限定的です。
利用できるものは全て総動員して利用していくことが賢明だろうと思います。
 
リサーチが比較的うまくいっているゼミ生の卒論ほどレベル(質)が高い。
添削しながらそう思いました。
 
・・・・・

先日(2013/12/19)、@InsideCHIKIRINさんの次のツイートを知りました:

  人を滅ぼすのは、最初の失敗じゃない。その失敗を誤魔化したり、
  隠そうとしたり、責任を逃れようとする、最初の失敗への対応策の
  失敗=二番目の失敗こそが、致命傷となるのです。
  あたらしく社会人になる人はこのことをしっかり覚えておいてね。
  https://twitter.com/InsideCHIKIRIN/status/413547798861463552

大切なことだと思ったので、ここでも紹介します。
要するに、謙虚でありなさいということだと思います。
自分が自分がと自分だけの能力だけで進むのではなく、謙虚な気持ちになり、
他者の意見を素直に聞いていくことが重要ではないかと思います。
そしてそのことは、リサーチという行為の本質にも繋がっているように感じ
ないでもありませんが、どうでしょう。
ちょっとこじつけですかね。笑


1 件のコメント:

  1. 謙虚に失敗を受け止め、
    失敗から学ぶことに失敗をする価値は生まれることに共感します。
    次の行動に失敗で学んだことが生かせれば、
    同じ失敗を繰り返さないことに繋がるのかなと思います。

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